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旅行大手HIS 違法残業の疑いで送検 東京労働局

投稿日時: 2017-06-16 18:58:28 (741 ヒット)

以下、引用です。

  大手旅行会社のエイチ・アイ・エス(HIS)が、従業員2人に労使協定の上限を超える時間外労働をさせていたとして、東京労働局は14日、労働基準法違反の疑いで法人としての同社と労務管理を担当していた幹部2人を書類送検した。

 厚生労働省が2015年4月に設置した「過重労働撲滅特別対策班」(通称かとく)が昨年3月、任意の立ち入り調査を実施。同年7月に強制捜査に切り替えて調べていた。押収した労務関連の資料を分析した結果、従業員2人に違法な時間外労働をさせていたことをつかんだ。

 同社では14年以降、違法に時間外労働をさせていたとして、各地の営業拠点が計5回の是正勧告を労働基準監督署から受けていた。是正勧告を受けたにもかかわらず改善がみられなかったことから、東京労働局は立件したとみられる。

 労基法は労働時間を1日8時間、週40時間までと規定。これを超えて働かせるためには、残業の上限時間を定めた労使協定を結ぶ必要がある。違法の場合、6月以下の懲役または30万円以下の罰金の対象となる。

 HISは「書類送検されたことを把握していないが、店舗の営業時間の短縮などを行い、違法な状態は既に解消されている」としている。

(6月14日 日本経済新聞)