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同僚を中傷する手紙を書いたと決めつけた解雇は無効 金閣寺勤務の男性

投稿日時: 2014-09-01 18:40:48 (1149 ヒット)

以下、引用です。

   28日、金閣寺(京都市北区)に勤務していた男性が同僚を中傷する手紙を書いたと決めつけられ不当解雇されたとして、同寺に地位確認などを求めた訴訟の判決が地裁であった。

 石村智裁判官は「筆跡鑑定の結果から男性が手紙を書いたと断定することはできない」として、男性の訴えを認めた。

 判決では、男性は2005年から同寺で夜間警備や参拝客の受け付けなどを担当していた。2011年に同僚を名指しし「仕事をすっぽかす」「金閣寺は不倫の宝庫」などの手紙を寺に出したとして解雇された。

 寺側は2回にわたる筆跡鑑定で手紙は男性が書いたと主張したが、石村裁判官は、地裁の鑑定では「別人の筆跡と推定される」と判断されたことや、同僚との間に表立ったトラブルはなかったことなどを挙げ、「解雇は無効」とした。

 同寺側は「判決を確認しておらず、コメントできない」としている。

(8月29日 読売新聞)