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労働政策審議会 労働時間規制の適用除外 対象者の年収を平均給与の3倍超に

投稿日時: 2015-02-10 18:40:15 (1102 ヒット)

以下、引用です。

  厚生労働省は6日、労働基準法改正を検討している労働政策審議会に、労働時間規制(1日8時間など)の適用を除外する対象者の年収を「平均給与の3倍を相当程度上回る」とするなどの報告案を示した。厚労省は審議会の報告を受け、3月中に改正案をまとめ国会に提出する方針。

 同審議会では、労働時間でなく仕事の成果で賃金を決める制度「ホワイトカラー・エグゼンプション」導入など法改正を検討。厚労省はこれまで、法改正の骨子案で規制の適用除外となる年収を「1075万円以上」としていたが、物価上昇などで給与は変動するため、改正法では「平均給与の3倍超」と明記する方針を決めた。

 報告案ではこのほか、年次有給休暇の取得促進のため、企業が正社員に年5日間の有給を取らせることを義務化。一方で、労働側が求めていた時間外労働の上限規制や、勤務と勤務の間の休憩時間を義務化するインターバル規制導入は見送られた。

 報告案で示したエグゼンプション導入に対し経営側は「働き方の多様化に対応する環境を整えるのは重要」と評価した。労働側は「労働時間規制の除外は容認できない」と反発している。

(2月6日 毎日新聞)