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トヨタ自動車関連会社 元社員の病死は長時間労働による労災 遺族の訴えを棄却し認定せず 名古屋地裁

投稿日時: 2016-03-22 20:56:39 (873 ヒット)

以下、引用です。

  トヨタ自動車関連会社社員の三輪敏博さん(当時37歳)が病死したのは長時間労働による労災として、妻香織さん(39)が遺族補償年金を不支給とした労働基準監督署の処分取り消しを求めた訴訟の判決で、名古屋地裁は16日、「業務の負荷が過重だったとはいえない」として訴えを棄却した。原告は控訴の意向。

 原告側は「うつ病で睡眠時間が3〜4時間だった三輪さんには、月80時間の時間外労働は負担が重かった」と主張したが、田辺浩典裁判長は「仕事で睡眠時間が制限されたわけではなく、業務と死亡の因果関係は認められない」と退けた。

 香織さんは判決後に記者会見し「仕事が原因で亡くなったのは明白で納得できない」と話した。

 訴状によると、三輪さんはトヨタ関連会社の「テー・エス・シー」(横浜市)社員として救急車用ベッドの組み立てに従事していたが、うつ病で不眠に悩み、2011年に心疾患で突然死した。

 愛知県の半田労基署は12年「特に過重な業務ではなかった」として労災認定しなかった。

(3月16日 毎日新聞)