HOME  > 新着情報  > 労災ニュース  > 食品スーパーいなげや元社員 「新装開店 心理的負担が原因で自殺」労災認定
アーカイブ | RSS |

食品スーパーいなげや元社員 「新装開店 心理的負担が原因で自殺」労災認定

投稿日時: 2011-03-04 08:56:30 (5889 ヒット)

 03年に食品スーパー「いなげや」の男性社員当時(27)が自殺したのは、過重な業務で精神障害になったのが原因だとして、妻が労災認定を求めた訴訟の判決が2日、東京地裁であった。白石哲裁判長は「新装開店での売り上げ増を期待される立場に置かれ、心理的負荷が強かった」と判断し、労災を認めなかった三鷹労働基準監督署の処分を取り消した。
 判決によると、男性は1999年入社。03年には2回の異動を経て、店舗の鮮魚部門責任者に抜てきされた。同年5〜7月の時間外労働は月80時間を超え、新装開店を挟んで再び長時間勤務が続いた直後の同年10月、包丁で胸を刺して死亡した。

(3月2日 ニュース)