HOME  > 新着情報  > 労災ニュース  > 中学3年生 業務災害(労災)死 業者「学校から頼まれて雇った」 栃木県
アーカイブ | RSS |

中学3年生 業務災害(労災)死 業者「学校から頼まれて雇った」 栃木県

投稿日時: 2012-08-17 15:57:52 (1895 ヒット)

以下、引用です。

 群馬県桐生市の中学校体育館で、解体作業をしていた栃木県足利市五十部町、中学3年石井君(14)がブロックの下敷きになって死亡した事故で、石井君を雇用していた群馬県太田市の解体業者は9日、取材に対し、「学校側から頼まれたから雇った。日当は5000円だった」などと話した。

 解体業者は「7、8年前から計20人ほど不登校などの中学生を受け入れてきた。学校や親から頼まれた時だけで、社会人になる手伝いになればと思っていた」とも証言。石井君とは別の中学数校から依頼を受けたこともあったという。業者は「両親に申し訳ないと思っている。今後誠意を持って対応したい」としている。

 労働基準法では、建設業などで中学生以下の年少者の雇用を禁じている。石井君が通っていた足利市立西中の板橋文夫教頭は「校長や担任が業者に伺い、『お世話になります』と頼んだこともあった。中学生が働いてはいけないのはわかっていた」と述べ、学校側が依頼していたことを認めた。

(8月10日 読売新聞)