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労災ニュース : 川崎重工 石綿健康被害で元従業員遺族らと和解 神戸地裁

投稿日時: 2017-03-02 18:26:03 (917 ヒット)

以下、引用です。

  アスベスト(石綿)で健康被害を受けたのは川崎重工業(神戸市)が安全対策を怠ったためだとして、造船工場の元従業員の遺族らが同社に損害賠償を求めていた訴訟は28日、神戸地裁(冨田一彦裁判長)で和解が成立した。同社が解決金を支払い、元従業員らの健康被害調査などに取り組む内容。原告側のアスベスト訴訟関西弁護団が明らかにした。

  和解条項は、同社が石綿対策の不備を認めた上、雇用主としての責任を自覚して原告らに哀悼の意を表明する内容。健康被害の調査や救済に「迅速かつ誠実」に取り組むことも盛り込まれた。解決金の額は非公表。

  提訴は2014年7月。元従業員は1960年代に神戸工場で船内電気工事や溶接作業に従事した男性2人で、いずれも悪性胸膜中皮腫と診断され、労災認定された。1人は12年6月に、もう1人は提訴後の14年11月に死亡した。

(2月28日 時事ドットコム)
 


労災ニュース : 原発事故 札幌の男性 収束作業中がん発症 労災求め提訴

投稿日時: 2017-03-01 19:14:09 (849 ヒット)

以下、引用です。

  東京電力福島第1原発事故の収束作業中の被ばくによりがんを発症したとして、札幌市の男性(58)が2月28日、国に労災認定を求める訴訟を札幌地裁に起こした。弁護団によると、原発事故収束作業での労災認定を求めた訴訟は全国初。

  訴状などによると男性は2011年7〜10月、福島第1原発1〜6号機の建屋付近で重機を使いがれきを撤去する作業を行った。12年6月〜13年5月に胃がんなど三つのがんを発症。13年8月、福島県の労働基準監督署に労災を申請したが不支給となり、審査請求、再審査請求がいずれも棄却された。

(2月28日 毎日新聞)
 


労災ニュース : 通勤災害の3割が雪や路面凍結が原因 福島県

投稿日時: 2017-02-23 19:49:48 (847 ヒット)

以下、引用です。

  福島労働局は、福島県内で平成27年度に通勤途中に転んでけがをするなど通勤災害と認定した550件のうち、約3割の150件が雪や路面の凍結が原因だったと発表した。

 労働局によると、通勤災害の原因や傾向の分析は全国で初めて。雪に慣れているはずの東北地方でも災害は多発しており、注意が必要なことが分かった。岡久潤労災補償課長は「滑りにくい履物で、ゆとりをもって通勤してほしい」と呼び掛けている。

 分析によると、150件は27年11月〜28年3月に発生。約7割が女性で、特に50代以降で女性の割合が高くなる傾向があった。

 半数以上の85件が徒歩で通勤中に転んでおり、車での移動中にスリップしてガードレールにぶつかるなどの事故を起こし、けがしたケースの42件を上回った。

  時間帯別に発生件数をみると、7時台が164件と最多で、8時台110件、6時台44件と続いている。同労働局は、「決まった時間までに出勤しようと焦り事故に遭うケースが多い」とみている。退勤時間帯は、18時台(32件)と17時台(30件)が目立った。

(2月17日 労働新聞)


労災ニュース : 山口県 性同一性障害女性 うつ病で自殺 労災認めず

投稿日時: 2017-01-27 18:55:59 (987 ヒット)

以下、引用です。

  山口県岩国市の中古車販売会社に勤務していた20代の女性社員が2009年に自殺したのは、性同一性障害を理由に退職を強要されたストレスなどが原因として、遺族側が国を相手取り遺族補償年金を不支給とした労働基準監督署の処分取り消しを求めた訴訟で、広島地裁は25日、請求を棄却する判決を言い渡した。末永雅之裁判長は「退職強要があったと認めることはできない」と判断した。

 判決などによると女性は08年11月、勤務先の同僚に性同一性障害であることを告白。その後、同僚から「一緒に働けない」などと言われ、上司からは退職を迫られ解雇された。女性はうつ病になり、09年1月に自殺した。遺族は岩国労働基準監督署に労災保険法に基づく遺族補償年金の支給を申請したが、不支給処分となった。

 判決では、うつ病と自殺の原因は「業務外」とし、業務内か業務外かの判断基準は性同一性障害とは関係なく「平均的労働者を基準とすべきだ」とした。

(1月25日 毎日新聞)


労災ニュース : 通常手順と逆で作業し死亡労災 運輸業者を書類送検 苫小牧労基署

投稿日時: 2017-01-23 18:53:14 (1704 ヒット)

以下、引用です。

  北海道・苫小牧労働基準監督署は、労働者の危険を防止しなかったとして、北旺運輸?と同社現場責任者を労働安全衛生法違反の疑いで札幌地検苫小牧支部に書類送検した。平成28年1月、同社労働者が死亡する労働災害が発生している。

 同現場責任者は苫小牧市内の製紙工場敷地内で、被災者に対して積まれていた古紙ベールの荷降ろしをするよう命じていた。この時、通常とは逆の手順で作業させた結果、積まれていた古紙ベールが崩落し、被災者が下敷きとなっている。

(1月19日 労働新聞社)


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