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石綿アスベスト 工場従業員遺族と国 岐阜地裁で和解成立

投稿日時: 2017-09-27 19:06:01 (2259 ヒット)

以下、引用です。

  アスベスト(石綿)が原因の中皮腫で死亡したのは国が対策を怠ったためとして、大手耐火材メーカー「ニチアス」羽島工場(岐阜県羽島市)の元男性従業員の遺族4人が国に損害賠償を求めた訴訟は22日、岐阜地裁で和解が成立した。国が計約1060万円を支払う内容。

 訴状によると、元従業員は1963〜2007年、同工場で石綿建材の製造作業に従事した。石綿を吸って08年に悪性腹膜中皮腫を発症し、14年に死亡した。

 和解成立後、元従業員の妻は「国が必要な法規制をしていれば、(夫が)このような病気にならなかったと思うと残念。苦しんでいる人が国から適正な補償をしてもらうことを望みます」とのコメントを出した。

 アスベスト被害を巡っては国の責任を認めた14年の最高裁判決以降、国は一定の条件を満たす被害者が提訴すれば和解に応じる方針を示している。弁護団によると、東海3県の同様の訴訟で和解が成立したのは初めて。

(9月22日 毎日新聞)