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セクハラ労災認定基準見直し 泣き寝入り防止 認定容易化検討 厚労省

投稿日時: 2011-02-03 08:38:45 (1549 ヒット)

 厚労省は、セクハラをきっかけとした精神疾患の労災認定基準を見直すことを決めた。泣き寝入り”を防ぎ、認定も容易にするのが主な狙い。2日、学識経験者による初の検討会を開き、夏までに方向性をまとめる。

 2009年度に労災申請があったうち、

・セクハラや類する行為があったと認められたのは 16件

・セクハラによるストレスが原因の労災として認定されたのは 4件

だけだった。

厚労省は「セクハラは被害者が申請しにくく、事実認定も難しいのが実情」としている。

 見直しに当たっては、具体的事例を示して認定しやすくしたり、女性が被害者から聞き取ることで申請しやすくすることも検討。精神疾患の労災認定にかかる期間は申請から平均約8・7カ月で、セクハラにはそれ以上かかっているとみられるため、申請から認定までの期間も半年ぐらいに短縮できないか検討する。

(2月1日 共同通信)