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相撲協会八百長問題 引退勧告拒否で解雇された元幕内 蒼国来に給与仮払い 仮処分申請は和解

投稿日時: 2011-06-13 08:10:02 (1520 ヒット)

 八百長に関与したとして相撲協会から受けた引退勧告を拒否し、解雇された元幕内、蒼国来≪恩和図布新氏(27才、中国出身)≫が、解雇は不当だとして幕内力士としての地位保全給与の仮払いを求めた仮処分申請の審尋が9日、東京地裁であり、協会が元蒼国来に6月から1年間、幕内力士の月給に当たる130万9000円を毎月仮払いすることで和解。前回の審尋で東京地裁が提示していた和解案を双方が受け入れ。

 土俵復帰を求めている元蒼国来側は来週中にも提訴する。支払われる仮払金は本訴の結果を受けて精算される。元蒼国来の代理人は「和解案は蒼国来が潔白であることを意味する」とのコメントを出した。

 相撲協会は「訴訟における厳格な手続きの下で故意による無気力相撲の存在を明確にする方が望ましいと判断したため、裁判所の提案を受け入れた」としている。

(6月9日 ニュース)