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改正雇用保険法施行 再就職手当・失業手当共に支給額引き上げ 平成23年8月

投稿日時: 2011-08-02 19:59:56 (1944 ヒット)

以下、引用です。

 改正雇用保険法が1日、施行され、失業保険の給付期限より前に働く会社を見つけた時にもらう「再就職手当」を引き上げました。

従来より1割、給付率を引き上げ⇒

・給付日数を3分の1以上残した場合 余った失業手当の50%

・3分の2以上残した場合 余った失業手当の60%

早く再就職した場合の給付を手厚くすることで、失業の長期化を防ぐ。

 失業保険が日額5千円の平均的な求職者で、給付日数が240日の場合の再就職手当は、給付日数を3分の2残して新たに働き先を見つけた場合、50万円を受け取ることができる。(10万円増額)

 失業手当」の基準額も引き上げました。失業手当は仕事から離れる前の平均的な賃金の5〜8割を保障するが、給付額には上限と下限の基準がある。今まではデフレで賃金が落ち込んでいたため、基準額も前年比マイナスが続いていたが、失業者の生活安定のため、5年ぶりに引き上げる。

手当日額最低額⇒
1864円(264円引き上げ。)

最高額⇒
・30歳未満 310円
・30〜45歳 345円
・45〜60歳 385円

 今回の法改正で受け取れる金額をさらに恒久的に増やし、早期の再就職への「インセンティブ(誘因)」を高めたい考えだ。

(8月1日 ニュース)