HOME  > 新着情報  > 労働法ニュース  > 奈良の県立2病院、時間外労働の疑い 労基署が書類送検
アーカイブ | RSS |

奈良の県立2病院、時間外労働の疑い 労基署が書類送検

投稿日時: 2010-07-12 08:45:23 (1895 ヒット)

 奈良、大淀労働基準監督署は、奈良県立奈良病院(奈良市)と同県立五條病院(同県五條市)が労使協定を結ばずに医師らに時間外労働をさせていたとして、労働基準法違反の疑いで奈良地検に書類送検した。

 両病院はいずれも、5月に書類送検された。法定労働時間を超す時間外労働については、労使間で労基法36条に基づく協定の締結と労基署への届け出が義務づけられている。しかし、両病院は開業以来30年以上にわたり、協定を結んでいなかったという。

 県によると、両病院は2002〜05年、労基署から協定の未締結について是正勧告を受け、労組側と協議を続けてきた。しかし折り合いがつかず、協定を結ばないまま医師や看護師ら計710人に時間外労働をさせていたという。

(7月9日 asahicom)