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雇い止めと地位保全求め仮処分申請 被災後の日野自動車期間従業員

投稿日時: 2013-01-11 19:51:30 (1515 ヒット)

以下、引用です。

 東日本大震災被災後に期間従業員として勤めた日野自動車(東京都日野市)から不当な理由で雇い止めされたとして、宮城県石巻市の元カキ養殖業、高橋善孝さん(38)が10日、同社を相手に地位保全と賃金仮払いを求める仮処分を東京地裁立川支部に申し立てた。

 高橋さんは津波で自宅が半壊。求人広告を見つけ、11年10月に同社と3カ月更新の雇用契約を結んだ。東京都羽村市にある寮に入居し、羽村工場で働いていた昨年12月、翌月での雇い止めと退寮を通告されたという。

 支援者らによれば、会社側は「作業に習熟せず、遅い」との理由を述べたというが、高橋さんは重い部品を台車に載せて運ぶ業務で昨年9月に腰椎(ようつい)を捻挫。今月7日には労災認定もされている。

 会見した高橋さんは「石巻の町も流され、体調も含め幾つも不安が重なっている」と主張。日野自広報室は「申し立ての内容が確認できず、コメントは控える」と話した。

(1月10日 毎日新聞)