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アスベスト問題 労災認定や救済認定の957事業所名を公表

投稿日時: 2014-12-17 19:44:07 (1047 ヒット)

以下、引用です。

  厚生労働省は17日、従業員がアスベスト(石綿)を吸って病気になり2013年度に労災認定や救済認定された957の事業所名を公表した。うち711は初めての認定だった。認定者は1108人で、その大半を占める労災認定者のうち肺がん患者の数が減少傾向にある。支援団体は「認定基準が厳しいことが原因ではないか」と指摘している。

  13年度の労災認定者は前年度より1人増の1084人と横ばいだった。しかし、肺がんに限ると前年比20人減の382人。08年度の503人から5年間で約24%減少した。厚労省は「肺がんの労災請求自体が減っている。原因は分からない」と話す。被害者支援団体の関西労働者安全センターの片岡明彦事務局次長は「肺がんの認定基準が厳しいため、請求自体が減っている可能性がある」と指摘している。

 肺がんの認定基準をめぐっては、肺から一定量以上の石綿検出を要件とする国の通達は不当として患者らが各地で訴訟を起こしており、昨年以降、原告勝訴判決が全国五つの地・高裁で確定している。

(12月17日 毎日新聞)