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09年度の派遣労働者24%減 減少幅最大、経費削減など 厚労省発表

投稿日時: 2010-10-07 19:54:22 (1475 ヒット)

 厚生労働省が6日発表した2009年度の労働者派遣事業の報告集計(確報)によると、派遣労働者数は5年ぶりに減少に転じ、前年度比24・3%減の約302万人となった。減少幅は労働者派遣法が施行され集計が始まった1986年度以降で最大。

 厚労省によると、08年秋のリーマン・ショック以降の世界的な景気後退でにより、以下を減少の要因と挙げている。

  • 企業が業績回復のために経費削減を迫られた。
  • 製造業を中心に人材派遣契約を打ち切る「派遣切り」が相次いだ 。

5月発表の速報値では派遣労働者数の減少幅は42・4%減だったが、集計事業所の数が大幅に増えたことなどから、減少幅も変動した。

 集計は、09年4月1日から10年3月末までの間に事業年度が終了し、厚労省に報告書を提出した計約7万1500事業所の状況をまとめた。

(10月6日 共同通信)