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電子機器製造イビデン 工場勤務男性の自殺はパワハラ原因 労災と認定

投稿日時: 2016-03-14 19:37:27 (1273 ヒット)

以下、引用です。

  電子関連機器製造のイビデン(岐阜県大垣市)に勤めていた30代の男性が2013年に自殺したのは、当時の上司によるパワーハラスメントなどが原因だったとして、大垣労働基準監督署が労災と認定していたことが9日、遺族側への取材で分かった。

 遺族は今年1月に、同社と上司に約1億500万円の損害賠償を求めて岐阜地裁に提訴しており、第1回口頭弁論は10日に開かれる。

 訴状や遺族の代理人弁護士によると、男性は岐阜県内の工場で設計業務を担当。13年4月ごろから当時の上司に「何でできんのや」「バカヤロー」などと繰り返し暴言を受けた。また、業務量も多く、同年4〜10月の残業時間は、最大で月141時間だった。男性は同年10月、滋賀県長浜市内で車の中で死亡しているのが見つかった。

 労基署は男性の残業時間は過労死と認定される目安の月80時間を超えていたと認定。パワハラの心理的負荷は強いと指摘し、男性が適応障害を発症していたとした。

 男性の妻は代理人弁護士を通して「会社は死ぬ方が悪いと思っているようで、誠意が感じられなかった」と提訴に踏み切った理由を明らかにした。イビデン経営企画グループの担当者は「誠心誠意対応した。パワハラの有無はコメントを差し控えたい」と話している。

(3月9日 共同通信)