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外国人実習生受け入れ 最多3695事業所 2015年

投稿日時: 2016-08-19 18:15:56 (839 ヒット)

以下、引用です。

  厚生労働省は、外国人を技能実習生として受け入れている事業所に対する2015年の監督指導状況を公表した。賃金の不払いや長時間労働などの労働基準法違 反過去最多の3695事業所に上った。国は少子・高齢化で労働力人口が減少する中、外国人技能実習制度の利用などを通じて外国人労働者の活用を進めよう としているが、法令は順守されていない。

  厚労省のまとめによると、実習事業を行う5173事業所に監督指導を実施し、うち3695事業所(前年比718件増)で労 働基準法関係法令の違反があった。違反率は71・4%だった。違反内容は、違法な長時間労働が22・6%と最多で、安全措置を講じ ないなどの安全基準違反、残業代などの賃金不払い、労働条件を明示しないなどが続いた。

 摘発事例では、賃金台帳を偽造して最低賃金を上回る賃金と残業代を支払っているように見せかけ、実習生5人に約380万円を支払っていなかった被服製造 事業所があった。また、月100時間を超える残業をさせたうえ、残業代に法定の割り増しを付けず、最低賃金以下の時給500円しか払わなかっ たケースもあった。過労死ラインとされる残業100時間を超える労働を強いていた事業所の摘発が目立った。

(8月18日 毎日新聞)