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外国人研修・技能実習制度利用の中国人 過労死(フジ電化工業)をめぐり遺族らが賠償請求 

投稿日時: 2011-03-07 08:15:39 (2193 ヒット)

 外国人研修・技能実習制度で来日し、茨城県のフジ電化工業で実習生として働いていた中国人の蒋暁東さん当時(31)が2008年に過労死した問題で、遺族らが4日、水戸地裁に提訴フジ電化工業受け入れ団体(白帆協同組合)に計約5750万円の損害賠償を求めた。

 訴状の内容は、

 蒋さんは05年に研修生として来日し、同社の金属部品メッキ処理工場に勤務。月約100時間、多い月は180時間を超える残業をしていた。08年6月、心不全のため社宅で死亡。 また、同社は残業代を1時間300円しか支払わず、タイムカードや賃金台帳を改ざんし、長時間労働の実態を隠蔽。受け入れ団体の白帆協同組合は同社の監査・指導を怠ったとしている。

 蒋さんは、鹿嶋労働基準監督署が昨年11月、長時間労働が原因の過労死とし、外国人実習生としては国内初となる労災を認定されています。

外国人研修生問題弁護士連絡会によると、研修生や実習生の過労死をめぐる訴訟は初めて。

(3月4日 ニュース)