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福島第1原発事故を受け 原発労働者のがん 10人労災認定 過去35年間 厚労省初公表

投稿日時: 2011-05-02 20:03:56 (1710 ヒット)

 厚労省は27日、がんになった原子力発電所の労働者のうち、過去35年で10人が累積被ばく線量などに基づき労災認定されていたことを明らかにした。福島第1原発の事故を受け、初めて労災の認定状況を公表。

 1976年度〜

⇒白血病・・・6人
(累積被ばく線量は129・8〜5・2ミリシーベルト)

⇒多発性骨髄腫・・・2人
(それぞれ70・0、65・0ミリシーベルト)

⇒悪性リンパ腫・・・2人
(それぞれ99・8、78・9ミリシーベルト)

 厚労省によると、がんに対する100ミリシーベルト以下の低線量被ばくの影響は科学的に証明されていないが、線量が増えれば比例して発がん可能性も増すとの仮説があり、「100ミリシーベルト以下での労災認定もあり得る」としている。

(4月28日 ニュース)