HOME  > 新着情報  > 労災ニュース  > 居眠り運転事故 過労運転させた疑い 運送会社所長を労働基準法違反の疑いで逮捕
アーカイブ | RSS |

居眠り運転事故 過労運転させた疑い 運送会社所長を労働基準法違反の疑いで逮捕

投稿日時: 2011-06-02 19:46:49 (2900 ヒット)

 愛知県豊橋市の東名高速で居眠り運転のトラックが渋滞の車列に追突し、3人が死亡した事故で、愛知県警は31日、トラックを運転していた小松勇太被告(24)自動車運転過失致死傷罪で公判中を法定の労働時間を超えて働かせていたとして運送会社「ムソー」(愛知県小牧市)静岡営業所長の米持利男容疑者(34)労働基準法違反の疑いで逮捕し、発表。

逮捕容疑は、
昨年10月3日〜今年2月14日、
・計59回にわたり、小松被告に1日当たり8時間の法定労働時間を超えて、計約1034時間の時間外労働をさせた。
・最長で25時間連続で勤務させたことも判明。
県警は、法人としての同社も同じ容疑で立件する方針。

 小松被告は2月15日夕、勤務の疲れによる眠気の中で運転を続け、居眠り状態のまま時速80〜90キロで渋滞最後尾のRVに追突。多重衝突を引き起こして3人を死亡させ、6人にけがをさせたとされる。県警の調べに「仕事に追われて、休憩時間もなかなか取れなかった」と供述。県警は、長時間にわたる過密な勤務が居眠り運転につながったとみている。

(5月31日 ニュース)