協会けんぽ:2011年度黒字でも赤字体質 高齢化で負担増
以下、引用です。
「全国健康保険協会」(協会けんぽ)は9日、11年度決算(見込み)が2586億円のプラス収支で、前年度に引き続き2年連続の黒字になったと公表した。しかし、今後高齢化に伴って支出は増える一方で、全国平均10.0%と他の医療保険より高い保険料率を下げるメドは立っていない。財政難を理由に補助率を抑えている政府にも不満を募らせており、秋には国会周辺でデモ行進を行う予定だ。
2年連続の黒字とはいえ、協会けんぽの高齢者医療費の負担は重い。11年度の高齢世代への拠出金は前年度比1500億円増の2兆9752億円。保険料収入(6兆8852億円)の4割超だ。団塊の世代が65歳にさしかかる12年度は前年度の拠出額を3000億円超上回る見通しで、旧富士銀行出身の小林剛理事長は9日の記者会見で「赤字を生む構造が変わったわけではない」と説明した。
こうした赤字体質から、12年度の全国平均保険料率は前年度比0.5ポイント増の10.0%に達した。平均賃金の高い大企業中心の健康保険組合(8.31%)や国家公務員共済組合(7.7%)より高く、所得と負担の「逆転現象」が生じている。
(7月9日 毎日新聞.JP)
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