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外国人技能実習生への労働基準法関連違反 事業所約8割 労基署臨検による

投稿日時: 2013-07-04 18:46:02 (1189 ヒット)

 以下、引用です。

 厚労省は3日、外国人技能実習生が働く事業所の約8割で賃金不払いなど労働基準法関連法に違反していたとする2012年度の労働基準監督署の調査結果をまとめた。違法状態が疑われる事業所を対象にした「臨検」(立ち入り調査)と呼ばれる調査で、外国人実習生の現状の一端が浮かび上がった。

 監督署は、実習生を受け入れている約2万事業所のうち、2776事業所に臨検。2196事業所(79%)で違法な事態があり、指導した。

違反内容(重複あり)は、

・安全教育をしないなど安全衛生関係 1362件
・違法な残業など労働時間関連 894件
・残業代不払い 499件
・賃金不払い 335件

だった。
また、実習生から労基署に法違反の申告があったのは126件(前年度比75件減)で、賃金不払い(118件)、最低賃金違反(31件)など。

 労基法違反で送検された悪質なケースは15件。縫製の事業所では、月100時間以上残業させながら、残業代は1時間400円程度しか支払わず、労基署の臨検に虚偽のタイムカードなどを提出していた。別の縫製事業所では、3〜5カ月間、21人の実習生に計2190万円の賃金を支払っていなかった。

(7月3日 毎日新聞)